遠藤賢司の1970年《昭和45年》

文字はライブ会場及びライブ名、
その他重要項目はの太文字で表記。
ライブ・コンサート出演者は出演順が判るものに関しては、頭に<出演順>と明記、それ以外は基本的に五十音順にて表記。
(出演順の判る場合にのみ遠賢の名前も表記)
また、画像や関連ファイルのあるものについてはリンクが張ってあります。

2001/10/19更新

1月 1日・高石事務所が「音楽舎」に名称変更。
1月13日・23歳の誕生日。
都市センターホール「インターナショナル・フォーク・キャラバン前夜祭」
【出演】ヴァレンタイン・ブルー、モーニング・デュー(細野晴臣・大滝詠一) 他
 ※遠賢+ヴァレンタイン・ブルーで出演。
■演奏曲目一覧■
 
2月 4日・御苑スタジオに岡林信康、秦政明(URC社長)と共に練習中のはっぴいえんどを見学。
2月21日水戸市文化センター「キャラバンコンサート」
【出演】アマチュア  【ゲスト】遠藤賢司、岩井宏、坂庭省吾
 
3月  六本木自由劇場「東京ロックンロールアンサンブル」
【出演】ヴァレンタイン・ブルー 他
 ※遠賢+ヴァレンタイン・ブルーで出演。
■演奏曲目一覧■
3月 6〜 8日・『niyago』レコーディング。
 ※「夜汽車のブルース」「君がほしい」「雨あがりのビル街」にヴァレンタイン・ブルーが参加。
3月19日東京:久保講堂「魂のコンサート」
【出演】シモンズ、長谷川きよし、ブレッド&バター、南正人
 
4月 8日1st LP『niyago』[URC URL-1014]発売。
東京:共立講堂「岡林信康メッセージコンサート」
【出演】岡林信康  【ゲスト】遠藤賢司、アテンション・プリーズ
 ※この後もゲストとしてツアーに同行。
■演奏曲目一覧■
4月10日小樽市民会館「岡林信康メッセージコンサート」
【出演】岡林信康  【ゲスト】遠藤賢司、アテンション・プリーズ
4月11日札幌市民会館「岡林信康メッセージコンサート」
【出演】岡林信康  【ゲスト】遠藤賢司、アテンション・プリーズ
4月12日文京公会堂「ロック反乱祭」
【出演】アテンション・プリーズ、五つの赤い風船、岡林信康(初めてバックにはっぴいえんどを起用)、愚、越智友嗣、斉藤哲夫、中川五郎、休みの国、若林純夫
 ※映画「早川義夫・自己表出史」初上映。遠賢も数カット出演。
 ※ヴァレンタイン・ブルー、正式に「はっぴいえんど」と改名する。
■演奏曲目一覧■
4月13日神戸国際会館「岡林信康メッセージコンサート」
【出演】岡林信康  【ゲスト】遠藤賢司、アテンション・プリーズ
■演奏曲目一覧■
4月14日名古屋市公会堂「岡林信康メッセージコンサート」
【出演】岡林信康  【ゲスト】遠藤賢司、アテンション・プリーズ
■演奏曲目一覧■
4月17日広島市公会堂「岡林信康メッセージコンサート」
【出演】岡林信康  【ゲスト】遠藤賢司、アテンション・プリーズ
■演奏曲目一覧■
4月19日大阪府立体育館「音と唄の騒乱祭」
【出演】アテンションプリーズ、五つの赤い風船、岩井宏、岡林信康、加藤ヒロシとP35、北山修、愚、斉藤哲夫、中川五郎、休みの国
■演奏曲目一覧■
4月22日熊本市民会館「岡林信康メッセージコンサート」
【出演】岡林信康  【ゲスト】遠藤賢司、アテンション・プリーズ
4月23日小倉市民会館「岡林信康メッセージコンサート」
【出演】岡林信康  【ゲスト】遠藤賢司、アテンション・プリーズ
4月24日宮城:仙台電力ホール
【出演】五つの赤い風船、岩井宏、坂庭省吾
4月  ・岡林信康からフォークギター・マーチンD-35を10万円で購入
 
5月24日大阪天王寺野外音楽堂「LOVE IN ROCK」
【出演】田舎五郎と魚、加川良、金延幸子、シバ、ジプシー・ブラッド、高田渡、ディランU、友部正人、中川イサト、ヘビーフレンド、村上律 他
 ※「春一番」の前身となるコンサート。
 
6月  日比谷野外音楽堂「フォークロックコンサート」
【出演】頭脳警察、長谷川きよし、フラワー・トラベリン・バンド、ブルース・クリエイション
6月 5日シングル「夜汽車のブルース/君がほしい」[東芝/EXPRESS EP-1237]発売。
6月27日日比谷野外音楽堂「フォーク←→ロック・コンサート「POP627」-夕焼けを待って」
【出演】頭脳警察、長谷川きよし、フラワー・トラベリン・バンド、ブルース・クリエイション
 ※初のフォークとロックの合同コンサート。
 
7月26日富士急ハイランド「ロック・イン・ハイランド」
【出演】フラワー・トラベリン・バンド、村八分、モップス、ロスト・アラーフ
7月31日日比谷野外音楽堂「真夏の夜のコンサート」
【出演】五つの赤い風船、杉田二郎
 
8月  ・「ヤング720」終了。
8月   日比谷野外音楽堂「第1回日本語のろっくとふぉーくのコンサート」
【出演】頭脳警察、はっぴいえんど、吉田拓郎 他
8月 5日・はっぴいえんど、1stアルバム『はっぴいえんど』発売。
8月 8〜 9日岐阜:中津川椛の湖畔「第2回全日本フォーク・ジャンボリー」
【出演】赤い鳥、浅川マキ、五つの赤い風船、岡林信康、加川良、高石友也、中川五郎、なぎらけんいち、はっぴいえんど、六文銭 他
 ※8日18:20に出演。
■演奏曲目一覧■ 8/ 8
 ※「夜汽車のブルース」の演奏は記録映画『だからここに来た』で見ることが出来る。
8月20〜22日九重高原「九重フォークキャンプ」
8月22日小倉西高校「小倉西高同窓会」
8月22〜24日大阪:能勢妙見山キャンプセンター「関西フォーク・キャンプ」 →出演せず
 
9月  ・東京:日仏会館にて映画「だからここに来た・第2回フォークジャンボリー」公開。
【監督】中本達雄、野村光由  90分/カラー/16mm
9月16日日比谷野外音楽堂「日本語のろっくとふぉーくのコンサート」
【出演】岡林信康、頭脳警察、はっぴいえんど 他
9月25日・東京:日仏会館にて「だからここに来た・第2回フォークジャンボリー」試写会とコンサート。
【出演】斉藤哲夫(遠賢は出演しない)
9月27日東京芸術大学「Free Rock In Ueno」
【出演】<出演順>芸大のアマアチュアバンド、遠藤賢司、M、ブラインド・バード、ブルース・クリエーション、ツゥー・マッチ(元ヘルプフル・ソウルのメンバーによるバンド)、ジ・アタック(アメリカのバンド)、フード・ブレイン、フラワー・トラベリン・バンド ※ガロも出ていたという湯浅学氏の記憶あり。
東京:日仏会館「だからここに来た・第2回フォークジャンボリー」試写会とコンサート
9月30日・大阪・谷九:中小企業文化会館にて「だからここに来た・第2回フォークジャンボリー」試写会とコンサート。
【出演】アテンション・プリーズ
 
10月  八幡市民会館:「遠藤賢司、フォーク連合リサイタル」
10月  日比谷野外音楽堂「岡林信康ろっくこんさーと」
10月 5日・京都:教育文化センターにて「だからここに来た・第2回フォークジャンボリー」試写会とコンサート。
【出演】岩井宏、加川良、高田渡
LP『第2回全日本フォーク・ジャンボリー』[ビクター SJV-477〜8]発売。
 ※1970. 8. 8「夜汽車のブルース」「満足できるかな」収録。
10月 6日・大阪・谷九:中小企業文化会館にて「だからここに来た・第2回フォークジャンボリー」試写会とコンサート。
【出演】岩井宏、加川良、高田渡(遠賢は出演しない)
10月10日LP『自然と音楽の48時間』[キング RK-7018〜9]発売。
 ※1970. 8. 8「夜汽車のブルース」「満足できるかな」「ねえ踊ろうよ」収録。
 
11月25日・東京・市ヶ谷駐屯地にて三島由紀夫、割腹自殺
 ※この日の体験を基に、代表作「カレーライス」が生まれる。
 
12月22日立教大学タッカーホール「ニュー・ロック&ニュー・フォーク 魂にふれるコンサート」
【出演】岡林信康、頭脳警察、はっぴいえんど、ブルース・クリエイション
・「季刊フォークリポート」(71年春号)の取材で早川義夫と対談。
12月26日東京:日仏会館「リサイタル 遠藤賢司−その世界」
【ゲスト】はっぴいえんど、吉田美奈子
 ※昼夜2回公演。
■演奏曲目一覧■


その他の出来事
 
6月  ・ドノヴァン初来日。
・高石事務所が「音楽舎」に名称変更。
・ヤハギ君よりフォークギター・マーチンD-18を購入。
LP『ニューフォーク百科事典』[東芝 番号不明]発売。
  ※「ほんとだよ」(バージョン不明)収録。
・TV「11P.M.」に出演
  ※「パタ・パタ」を歌った、ミリアム・マケバと共演。徳光アナウンサー司会。


観た映画・読んだ本 etc(記録として残っているもののみ)
 


遠賢情報掲載誌
 
雑誌「週刊朝日」 6/ 5号
取材/グラビア(内田洋司出版写真部員)「フェイス '70 東京・渋谷で/キャンパスの芸人 遠藤賢司(ひき語り)」1頁
雑誌「うたうたうた フォーク・リポート 5」
・歌詞/コード掲載「君のこと好きだよ」2頁
・広告「音楽舎/ 4月・音楽舎・春場所」
  ※ 4/12,19,24他のライブ告知。
・記事「URCレコード」
  ※URCラインナップ紹介(70年 4月新譜まで)。LP『niyago』他。
雑誌「うたうたうた フォーク・リポート」 7月号
記事(久保田誠)「探訪12 さあ、困ったことになってしまった。僕が自分の紹介記事を書くなんて。」
 ※文中に“けど、遠藤賢司はえらいなぁ”とある。
雑誌「うたうたうた フォーク・リポート」 9月号
記事(北中正和)/写真「聴衆とは誰か -(1)-」4頁
 ※遠藤賢司論。
雑誌「うたうたうた フォーク・リポート」10月号
記事「譜億新渦(ふおくにゅうず)/ '70全日本フォークジャンボリー、実況映画完成せまる。東京、大阪等で試写会」
雑誌「うたうたうた フォーク・リポート」11,12月号(冬の号)
・記事「★地獄耳!!★地獄耳!!★地獄耳!!★地獄耳!!★地獄耳!!」
 ※12/26ライブ告知、岡林信康が23万のマーチンD-35を遠賢に貸したまま「返してくれ」と言えず、新しくギルドD-50を購入、など。
・記事「岡林信康=ダグラス・ラミス ボブ・ディランとその他を語る」
  ※抜粋=“中川(五郎)「遠藤賢司のレコード聞こうよ(中津川の実況録音レコードの遠藤賢司を聞く。「夜汽車のブルース」「満足できるかな」  ラミス「これはいいね。おもしろいね。「ギイコラ、ギイコラ、でも満足できるかな」というのがおもしろいね。でも確かにみんな本当にみんな満足出来るかな。」”
・記事(高田渡)「耳パン・即席ラーメン生活者の手記《命 預けます!!》」
  ※抜粋=“遠藤けんじ殿 とにかく新曲 ギーッコラ!「満足できるかな」(別名−ノコギリ・ソング)いってるよ!グーだよ・今後とも女にゃ気をつけな!”
・記事「裏眼感想★★★レコード★★★」2頁
  ※LP『ALL JAPAN FOLK JAMBOREE』[ビクター SJV-477〜8]、LP『自然と音楽の48時間』[キング KR7018〜9]の聴き比べ。
・歌詞掲載「満足できるかな」
・記事「投稿窓」
  ※読者投書欄。「フォークだ、へちまだ、ロックだ」及び「拝啓 遠藤賢司様」(4通)で遠賢について触れられている。
・広告「URCレコード」1頁
  ※『niyago』他。
新聞小冊子「COUNTRY」10/18号
記事(MONDO UNO)「LP RECORDS REPORT」
 ※『niyago』レコード評。
小冊子「きたきゅうしゅう フォーク連合(2)」
記事  ※ 8/20〜22九重フォークキャンプ参加者募集記事。1頁。
小冊子「北九州 フォーク連合(3)」
記事「九重フォークキャンプに集ってヤ!」
 ※ 8/20〜22について。
雑誌「GRAPHICATION」 9月号
執筆/写真「どうしてみんな自分のことをいわないのかな」
雑誌「新譜ジャーナル」 2月号
記事(早川義夫)「遠藤賢司様」
雑誌「新譜ジャーナル」 9月号
記事(早川義夫)「まっかなポーズ」
 ※文中に遠賢と南正人の比較など。
雑誌「ニューミュージック・マガジン」 6月号
・広告「URCレコード/遠藤賢司・niyago」
・記事(水上はる子)「今月のレコード」
  ※『niyago』レコード評。80点。
小冊子「フォーク連合」No.1( 1/ 1発行)
広告「URC/第四回フォークキャンプコンサート」
小冊子「フォーク連合」第3号
記事/写真「全国フォーク情報/ちっぽけなコンサート(水戸)」
 ※ 2/21コンサート評。
雑誌「music life」 7月号
記事(K.T)「POPS IN JAPAN★レコード」
 ※『niyago』レコード評。
雑誌「music life」11月号
記事(S.K)「POPS IN JAPAN★コンサート/上野の森のロック・コンサート」
 ※ 9/27コンサート評。
雑誌「ライトミュージック」10月号
記事/写真「フォークとロックの二十四時間 その日糀の湖畔で何が起こったか」2頁
雑誌「ライトミュージック」11月号
・記事(早川義夫)「特集=その3 ニューフォークは何を歌おうとしているのか 中年好みの春歌ではなく、ぼくたちの新しい春歌を」4頁
  ※「スクリュー」「外は雨だよ」「満足できるかな」「夜汽車のブルース」「終わりの来る前に」の歌詞を引用。
・小特集インタビュー/写真「根拠(よるべ)なき日々へのブルース」4頁
 
【チラシ各種・その他】
「URCレコード MONTHLY 4〜6」URC作成チラシ
 ※『niyago』広告。(全歌詞掲載)
「URC RECORD MONTHLY/ラブ・ゼネレーションへのメッセージ…」URC作成チラシ
「URC RECORD MONTHLY 11〜12」URC作成チラシ
 ※URCのアーティストと共に。
「リサイタル 遠藤賢司−その世界」12/26コンサートチラシ
 B5/モノクロ/片面




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